45校以上が立地するツインリバーズ統一学区では、データセンターを移転・アップデートして、ミッションクリティカルなニーズの増大に対処する必要がありました。
お客様
ツインリバーズ統一学区は、カリフォルニア州で29番目の規模をもつ学区です。学区内には29の小学校、5の中学校、4の総合高等学校、7カ所にある3のチャータースクール、および7のオルタナティブスクールがあり、約27,000名の学生が学んでいます。
課題
45校以上が立地するツインリバーズ統一学区では、データセンターを移転・アップデートして、ミッションクリティカルなニーズの増大に対処する必要がありました。1つの学区内にあるデータセンターをまるごと移転・アップデートする作業は、時間と費用の負担が非常に大きいものとなります。
ソリューション
ツインリバーズの仕様要件を満たすためにVertivが選んだのは、時代遅れになった大規模なデータセンターをそのまま移転するのではなく、ラック14台からなるSmartAisle™に簡略化することでした。将来、ツインリバーズで再びデータセンター機能を増強する必要が生じたときには、移転や設備交換にリソースを割くことなく、SmartAisleを拡張すれば事足ります。
VertivのSmartAisleは、あらゆるミッションクリティカルな設備の移転・刷新に最適なソリューションです。導入はシンプルかつスピーディであり、生産性損失を生じさせることなく予算内に設置できるVertivソリューションです。高効率なLiebert® CRVラック列並列型精密空調システムを活用するSmartAisleは、同程度のキャパシティをもった従来設計型のデータセンターに比べ平均で15~25%低いPUEを実現します。
事例サマリー
場所:カリフォルニア(米国)
課題:ツインリバーズでは、運用コストを削減するために、もともとあった35のラックをより小型で効率性の高いデータ構造と置換する間、ダウンタイムを最小限に抑えつつデータセンターを別の建物に移転する必要がありました。
製品/サービス:SmartAisleソリューションが提供するインテリジェントなラック列並列型統合システムは、CAPEXやOPEXを大幅に削減することを可能にします。このインフラを通じて、ラック、電源、空調、およびインフラの管理が包括的なデータセンターソリューションに統合されます。
成果:
- SmartAisleソリューションにおいてコールドアイルコンテインメントを設定し、ラック数を35から14までに削減
- 設置時間を最小限に抑え、室内の改装を不要とすることでコストを抑制
- CRVラック列並列型空調機4台を導入
- デュアルオーバーヘッドモジュラーバスウェイを使用した高密度な配電を実現
- 複数拠点に対応できるよう、再現性の高い設計を採用
- ダウンタイムと生産性損失を最小化